私は、IT業界では変わった経歴を持っていて、ギターの演奏でお金をもらって生計を立てていた時期もあれば、クロースアップマジックのショーをやったり、書道の師範の資格持ったり…自分で言うのも変ですが器用貧乏より1つ上のランクの本格派の器用貧乏です。
ただ、世に言うプロ(プロフェッショナル)というのは意外に簡単になれるもので、プロとは名乗ってるものの下手すりぁアマチュアの方が全然凄かったりするわけで、私から言わせてもらえばそんなのプロとは言わないわけですね。
ネットの普及やyoutubeやニコ動による動画共有で、マニアックなものが世に広まり、また素人さんでも簡単に自分のスキルを仮名で好きな時に表に出すことができる時代になりました。
ここでは、一般的に優れたスキルを持つ人を「ネ申」と表現することがありますが、本当に「ネ申」なのかと思う事があります。
いや、文句を付けているわけではなく、本当にそれは「ネ申」なのか?と。
正直、プロの目から見たら意外と「普通」なものが多いんです。
ネ申動画の8割ぐらいは「普通〜ちょっとクオリティどうかな?」ってもので、残りの2割が本当に本職の人が見ても「ネ申」だわってのなんですよ。
という話になるわけですね。
「偉そうに言ってる割りにお前が大した事ない人を挙げるんちゃうか?」と。
例えば、神谷哲史さんの「龍神」をご存知でしょうか?これは本当に「ネ申」と思うのですよ。
少なくとも、アマチュアは全然真似できない&素人も価値概念が変わるぐらいのものじゃないかなと思います。
私は同業者に「ネ申」と呼ばれる人を数名見て、一緒にお仕事をさせていただく機会もありました。(まさしく「神々の頂」)
せっかく自分が目指す道があるのなら、素人と同業者が見ても一発で分かるスキルを身につけて○○ならこの人と呼ばれるぐらいになってみたいなぁと思っています。
「すげぇ人」から「職人」へ、そして「ネ申」の頂は文字通り途方もない努力とセンスがいるだなぁと思った次第でした。