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『よだきがり』のたわごと

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2009-03-22 [J] 雑誌掲載とExcelについて

_ japaneeeeseがPCJapan 2009年4月号に掲載されました。

今まで色々なフリーウェアやオープンソースのものを使用してお世話になってきた自分としては、変な感じがしました。

過去の恩恵に対して、自分がお世話になった分を少しでも他人に貢献できればいいかなぁと思っています。

世の中からLinux、Apache、Perl、PHP、Ruby、Pyton、MysqlやSqliteが全部シェアだったらこんなに便利にはなってなかったでしょうし…

もちろん、少しでもツールを作ったことある人ならそれらを作って「使用者が時間を短縮できたという代償として金銭を…」ってのも分かるんですけどね。

_ 本来DBでやる仕事をExcelでやってることが多い。

Excelって便利なようで実は痒い所に手が届きにくくて、シートが増えたりすると極端に重くなったりしませんか?

例えば年間10万人程度の会員データとその入会、大会データのdayデータ3年分持ったりするととたんに重くなる。

こういう場合って、既にDBの領域なんですよね。

確かにVlookupを使ったり、マクロを使って重複を消したりできますけども、DBのjoinやらgroupやdistinct使うと「Excelでやってた作業がなんだったの?」ってぐらい超高速でできますよね。

_ 基本、小さいデータしか扱う機会しかないのがダメなんだよね。

学校の先生でも一年間に見る生徒ってのは多くて30〜40人程度だろうし、

個人の年賀状で使用するアドレス帳なんてのも、1000件超える人の方が少ないだろうしさ…

そうするとエクセルで十分だしAccessを買うってこともない。

オープンソースのDBなんて標準でインストールするのが小難しいし、ましてやCUIだとすると余計に…って話になるんだよね。

そうすると正規化とか覚えないから効率的にデータを処理するってことが身につかない。

_ IT業界のど真ん中にいる企業でさえそういう状況だもの。

ウチの会社は、まさにIT系の企業なんだけどもシステムの人とそれ以外の人との意思疎通が全然で、非効率なことを死ぬほどやっている。

もう、なんでもかんでもExcelなんだよね。

メールにもデータをわざわざ「スペース」で区切るわけ。

システムの人ってタブで区切ったりするわけですよ。

セキュリティのためにxlsデータにパスワード付けてReadOnlyで送るよりTSVデータをzipのパス付にしてもらった方がよっぽど色々な面でコスト浮きそうなもんだけども…

_ Excelは表計算ソフトであって、データ閲覧ソフトじゃないんだよね。

あれだ、画像ソフトで言うとフォトショとイラレとぐらい違う。

パワポとワードぐらい違う。

できないことはないけども、目的に適してはないってこと。

なんでこんなこと書いてるのかと言うと、メールをいただきまして。

2000件ぐらいの「人の名前」「住所番号」が書いたシートAとその「住所番号」「住所の詳細」が書いた700件ぐらいシートBがあったらもうvlookup使う気にはなれないです。

そーいうもんなんですよDBって。

誰かExcelとAccessの良いところ取りしたExcessとかAccelとか作ってくれればいいのにね。

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